洋食でのナイフとフォークの使い方洋食はナイフとフォークを使うため、和食に慣れている日本人は戸惑ってしまいます。ナイフは右手で刃の付け根部分に人差し指を添えるようにして持ちます。フォークは左手で刃の付け根部分に人差し指を添えます。人差し指を添える場所を間違えると、料理を切ったり刺したりする時に、適当な力が入りません。洋食はコースになって順番に料理が出されます。出された料理ごとにナイフとフォークは違ったものを使います。最初は一番外側のものを手に取り、順番に内側に向かいます。落としてしまった時は手を挙げてウェイターに知らせます。洋食は器を持ち上げないで静かに食べるのが基本です。レタスなど葉の大きい食材はフォークとナイフで小さくたたみます。ライスはフォークを先を上向きにして、ナイフでフォークの腹にライスを載せます。日本で最初に伝わった洋食はイギリス式だったので、ライスはフォークの背に載せるのが普通でした。しかし現在はフランス式に従うのが主流なので、フォークの腹に載せるのが正しいです。パンは一口で食べられるサイズに小さくちぎります。バターは専用のナイフで塗ります。ステーキやソテーは左端から一口ずつナイフで切って食べます。魚の骨はナイフを入れて身を外してから食べます。 洋食の基本について洋食とは、西洋風の料理の事です。ここで重要になってくるのが、西洋風の料理という事で、必ずしも西洋で作られたものだけがその名前で呼ばれている訳ではないという事です。その代表がオムライスです。西洋でも食べられているというイメージを持つ人は少なくありませんが、これは日本で作られた料理です。元々はまかない料理として作られていたもの、そしてオムレツとご飯をいつも注文していた人の為にシェフがケチャップライスを作り卵で包んで出したものが、それぞれ起源となっています。最初は薄焼き卵で包みケチャップをかけて食べる形が主流でしたが、最近では半熟のオムレツが乗っている、様々なソースで楽しむ等、バリエーションが増えてきています。更に、デミグラスソースをご飯の上にかけるハヤシライス、パスタに玉ねぎやピーマン、ベーコン等を入れてケチャップ等で味付けをしたナポリタンも日本生まれです。オムライスやハヤシライス、ナポリタン等は、洋食屋の定番メニューの一つとなっている事が多い為、西洋の料理というイメージを持つ人も少なくないでしょう。ですが、洋食という言葉自体が、西洋料理を意味するのではなく、西洋風を意味する言葉で、そのメニューの中には、日本生まれのものも混じっています。 Valuable information2024/10/7 更新 |